ロープの結び方

基本的な結び方の種類2

基本的なロープの結び方についてもう少し説明していくことにします。縛り始めや縛り終わりに多用される基本的な結び方となるのが「巻き結び」です。ロープの端を固定しますが中程でも固定できるのが便利で、前項で紹介した「ふた結び」、「ねじり結び」のようにロープを張ることを前提にしなくてもロープが緩まないというメリットがあります。

 

「引き解け結び」は、解けやすい輪を作った状態にするのが特徴ですが、ロープを引っ張ると小さくなる輪を利用してロープを固定できるので、以外に丈夫です。この方法は輪に棒を入れて棒の仮止めにも利用できます。

 

ちょっと応用的な結び方になりますが、「張綱結び」(トートラインヒッチ)も覚えておくと便利です。この方法はロープの特性によって輪を増やして結ぶので、ロープの張具合を調整することができます。金具が付いていない張綱では必須の結び方となり、ロープで物干しを作るのにも大変便利で、キャンプではおおいに利用されます。

 

戦国時代の武士の鎧に実際に使われたことから名前がつけられたのが「よろい結び」です。ロープの中程に大きさが同じような輪を作るので、左右がほぼ対称で見た目がいいので、いろいろ利用価値があります。

 

ロープにものをいろいろぶら下げるような用途には、この輪を複数作れば実用性がぐっと上がります。

 

ここまでの結び方ができるようになれば、殆どの場合で困るようなことは無いはずです。